2006年2月キューバの旅は音楽漬け NO.2

2月9日
午前中、ルンバのグループ「RUMBEROS DE CUBA」の練習を見学に行く為、キューバ在住の河野さんが僕等親子をホテルまで迎えに来て下さった。ルンバというのは、歌と打楽器それに踊りという、シンプルなもので、かなり伝統的な宗教色の濃い儀式のようだった。午後は河野さんのお宅でお茶をご馳走になったが、僕らと同じように日本から来てコンガを勉強しているお医者さんや旅行者さんと音楽談義…結構楽しく過ごさせて頂いた。

夜は、TEATRO AMADEO ROLDAN というクラシックの音楽ホールで、キューバ若い女性ピアニスト LICCIE ALVAREZ さんがキューバの音楽作品を演奏するというので、興味深深…河野さんに連れて行ってもらった。この女性ピアニスト、ナカナカいい音楽を持っていた。……で、何と何と!!あのイラケレ(キューバを代表するバンド名)のピアニスト CHUCHO VALDES QUARTET が共演した。たった一曲であったがこれが素晴らしかった! 
CHUCHO さんは歌心&テクニック&音楽作り…何処をとっても素晴らしかった。僕はこのコンサートを聴けただけでも娘を連れてキューバに来た甲斐があった…と思いましたね。感激!

夜は LA ZORRAY EL CUERVO というジャズカフェに行ってみた。ROBERTO FONSECA &TEMPERAMENTOというバンドが演奏していた。バンマス(リーダー)らしきサックスのおじさんは不器用そうであったが、クラリネット、ソプラノサックス、アルトサックス、フルートと吹き分けていたが、何と!演奏の真っ最中、メンバーの二人のパーカッション奏者が喧嘩を始め、途中で音楽が止まってしまった。しばし、ののしりあいが続いた。
今まで様々なライブを聴きに行ったり、僕も演奏してきましたが、こんなことは初めて……。何とも気まずい空気がドヨ〜ンとしていて、ん〜〜後味のわる〜いライブであった。