3月11日(日)に牛久市民センター大ホール(文化ホール)でコンサート!

僕は茨城県牛久市に25年間住んでいた。僕が32歳の時移り住んできた。
その頃は、芸大の管弦楽研究部に週3日、東京純心女子短期大学へ週1日、2つの学校を掛け持ちし、フルートを吹いて生活費を稼ぎながら、現代音楽やら、室内楽、スタジオ・ミュージシャンその他に、サックス奏者としてジャズミュージシャンとしてライブなどでも吹いていた。

通勤…これが大変で、牛久ー東京間を車で出かければ一日往復6時間ほど運転していたし、純心(八王子)まで往復すると、一日230キロ走って、何と、3年で走行距離10万キロを突破したほどだ!
25年住み続けたのは子供の存在が大きい。何しろ我が家は団地ができて2件目に建った家だから、子供達にとって我が家の周辺すべて空き地だったから遊び場所には事欠かないし、牛久沼に行けば、フナ、鯉、ブラックバスブルーギル、オタマジャクシ・・・朝、魚釣りをしてから学校に行くのだ。東京の学校だったら考えられない事。
僕は神田の真ん中に住んでいたから、田植えや稲刈りも知らないで育った。だから子供達を見ていたら、東京に戻れなくなってしまった。
僕にしても、それまで都会的な現代音楽やロックが好きだったのだが、のどかな風景の環境に身をおいたせいか、モーツアルトやバッハ…特にキース・ジャレットのピアノやECMサウンドが好きになっていった。
2年前に神奈川県日吉に移ってきたのだが、まだ牛久の家には息子が住んでいるので、良い空気を吸いにたまに牛久へ行く。


そんな25年間すんだ牛久の牛久市文化協会の渡辺文男さんから「コンサートをやってみない??」という話が昨年の暮れに持ち上がった。
牛久市の市民センターの小ホールではクラシックのコンサートを何回か開かせて頂いたが、大ホールでやるのはチョット、荷が重いか…と思った。
何故かというと、……
1500人ほど入るホールなのだ。ジャズで1500にんのお客さんを集めるのは至難の業だ!クラシック…というと更にもっともっと集客が大変なのだ!!

ここで発想の転換して、「家族で気軽に…」という具合にすれば、何とかなるのでは…と思い、…
入場券をかなり安くする、子供券を作る、僕と果林の親子コンサートにする…など文化協会の方と話し合い、沢山の協力をして頂き、当日は何と!!1200人もの方々にいらして頂いた。
何と、わざわざ東京やつくば、水戸から来て下さったお客さんもいらした。

僕も今まで色々なコンサートをさせて頂いたが、ジャズフェスティバルならともかく、僕と果林のコンサートで、こんなに沢山のお客さんの前で演奏したのは久し振りだ!

又、演奏家はお客さんが沢山いればいるほど燃えるものだ。
果林は自作自演のCD「かりん」より、僕は石塚まみさんとDUOだったり、カルテットだったり、楽しかった。共演のコモブチ・キイチロウさんと岩瀬立飛さんもノリノリで張り切って演奏してくれた。久し振りにウキウキした気分で打ち上げた。

牛久文化協会の方々…特に、渡辺文男さん、会長の中村一雄さん、PAや照明の新谷さんとスタッフの方々、真っ先に駆けつけて下さった牛久市長さん、教育委員会の会長さん、そして、そして牛久の皆さんは勿論、…つくばや東京、土浦や水戸からもわざわざいらして下さったお客様!!本当に有難うございました!!  皆様に感謝!!感謝!!そして牛久に感謝!!

今度、関係者の方々…飲み会や忘年会、新年会…などありましたら誘って下さい!
なんなら、我が家でやってもいいですよ。         (中川昌三