:[日記]   日吉にあるCDショップ、新星堂にて。
最近、買い物帰りや用事帰りに駅の2階のCD屋さんによる事が多くなった。
昔、学生時代欲しくてもお金が無くて買えなかったCD が廉価盤で売っているのだ…。
ってなわけで、この数ヶ月で50枚ほど買ってしまった。  
見事、レコード会社の罠に(?)はまったというわけだ。

それで、CDのライナーノーツを読んでいくと、今まで知らなかった事がけっこう沢山あった。

例えば、ヒューバート・ローズやハービー・マンといったジャズフルートティスト達が初期の頃にはテナーサックス奏者だった事。実際に音も残っている。

そういえば、佐藤允彦さんのCD「パッサージュ」で、以前お付き合いさせて頂いたクラリネットのエディー・ダニエルスさんもサックスが凄〜くホント、凄〜く上手い!!(CDではサド・メルのオーケストラで聴く事ができる)   しかもフルートも実に良く吹きこなす。ロスの楽器屋さんの小倉省三氏はエディーさんをフルーティストと思っていたくらい!

そうそう、以前、僕はポップスのオーケストラに参加していたアルト・サックスのジェローム・リチャードソンさんが泊まっているホテルに押しかけたことがある。
そうしたら彼は何と!ホテルで壁に向かって、「ダフニス・クロエ」のフルートソロを懸命にさらっていた。
彼は、60年70年代のジャズのレコーディングセッションでは、チョット大きい編成のレコードには必ずといって良いほど、参加していた。しかも、アルトフルート…とか、バスクラリネットとか、ピッコロとか、あまりジャズマンが吹かない楽器を見事に吹いて参加していた。
ジェロームさんはスタジオ・ミュージシャンが主の演奏家だったのかも知れないのだが、サド・ジョーンズ&メル・ルイスのオーケストラでもリード・アルトを吹いていた。

昨日、テナーサックスのズート・シムスのCDを買ったのだが、…いやいや驚いた。
フィル・ウッズといえば、バリバリのC・パーカーの直系のアルトサックス奏者で、以前、確かクラリネットと吹いているCD は聴いたことがあるが、…何と、このCDのライナーによると、フィル・ウッズ(フルート・ピッコロ)…と表記されていた。このCDではフルートしか吹いていないのだ! しかも、今聴いていいるのだが、音程も良いし、良い音をしている。  ビックリ!! 

ベースのチャリー・ミンガスやジェリー・マリガンはピアノを弾かせてもナカナカ上手い! 

スタープレイヤーは他の楽器を、やっても本当に本当に凄い!!