久々の”プラッサ・オンゼ”で「FONTE」ライブに乱入した楽器って!!

昨日は久し振りにプラッサ・オンゼでライブだったのだが、ナント!それを知ってか知らずか急に台風が来ているとか??・・・何で俺達の邪魔するかなー??

出かける前、憂鬱な気分で僕は家を出た。
店に着くと、ママが「キャンセルの電話が何通か入ったよ・・・今日は辞めて皆で帰ろうか・・」なんて冗談を言っていた。
せっかく今日は、ベースのコモブチ・キイチロウ君も参加しているのに・・・。
・・・で、そうこう言っているうち、ライブが始まったら、結構台風の日にしては??お客さんも結構集まって下さって、ナント!・・1ST.ステージが終わる頃には満員状態で、僕らもノリノリでした。

そして、休憩時間に僕は、個人的にしっかりニュー・アルバム「マイファニー・ヴァレンタイン/DUO M&M」のコンサートのチラシをまかせて頂きましたが、すぐに反応があって・・・・
CDも数枚売れて、そのCD発売記念コンサート(11月18日にあります)の切符まで買って頂きました。感謝で〜す!!

2ND.ステージに入り、さらにヒートアップした演奏は、最高潮に達した頃、スティール・ハープ(スティール・ドラム)の原田芳宏さんがFONTEに乱入・・・
ついにクインテットになったバンドは最高を通り越して、・・最最最最…高!!!状態になっちゃいました。
この原田君・・・ナント、ナント・・初見で「歌の翼」を一緒にひいてみせました。
これには僕もビックリ。凄いスティールドラム奏者が日本にいたのですよ!!

実は30年ほど前、僕がニュー・ヨークに行くことを知ったパーカッション奏者の友人・吉原すみれ君から電話があり「中川君、NYのパーカッションセンターにいって、スティール・ドラム買ってきて」・・と頼まれたのですが、現地に行った僕は困りましたね。

だって、そのセンターは大きい立派な楽器屋さんなのに、ろくな楽器(スティールドラム)が無く、音程がバラバラで、とてもプロの使う楽器ではなかったのを僕は今でも覚えています。

それから、20年ほどたって、僕は北陸は富山の正月コンサートで何回か演奏を頼まれ、行った事があるのですが、・・何と!この日本にスティール・ドラムのバンドがあったんですねえ。しかも、音程もバラバラな楽器・・という印象しかなかったスティールドラムですが・・・このバンドの楽器は凄くしっかりした音程で、小さい高音楽器も、大きい低音楽器も見事にバランスが良いし、何より地元の方々のアンサンブルもとても素晴らしい!

・・・で、僕はそのコンサートで共演を頼まれたのですが、スティール・ドラムとフルートで共演すると、フルートの音は見事にドラムの音にかき消され、無くなってしまいます。
僕は思案にくれ、仕方なく僕はピッコロに持ち替え、一曲ず〜っと、アドリブしたのを覚えています。アハハハ・・・・

あれから10年、今はこんな素晴らしいスティールドラム奏者が日本にいるなんて、僕は不勉強でしたねえ・・・ホント!
原田さん・・・あなたは本当に素晴らしい!!!!