多久潤一郎君の事。

吉祥寺ストリングスにて…FONTEの面々と多久君(FL)と織原君(B)

先日11月26日、吉祥寺のライブ「ストリングス」においてFONTEのライブを敢行!!

わざわざ九州から駆けつけてきた方、いつも気にかけてくれている同じ釜の飯を食ったオーケストラの同僚、生徒さん達……いつも感謝です!!

1ステージ目「チャイコフスキーVLコンチェルト」等FONTEのニューアルバムから数曲演奏していると…ぬ~~っと入店してきた男性がいたのですが、休憩時にフルート奏者の多久潤一郎君と判明。早速 2ステージ目に僕らに乱入 吹き始める。

 

彼とは20年程前か…彼がまだ芸大の生徒だった時、僕も又講師として芸大で教えていた時に会ったのが最初でした。もっとも僕は彼を教えていたわけでは無かったのですが……

それから20数年、彼はコツコツと様々なテクニックを身に付けていったようですが、その時点で僕は芸大講師を続けながら六本木界隈の「ボディ&ソウル」「アルフィー」といったジャズクラブに僕のカルテットで夜な夜なジャズの演奏をしていた。

その頃、僕は生の音だけでは飽き足らず、YAMAHAのSPXなるエフェクターを二台、イコライザー(今の物より大分デカい!)それにシンセのM-1‥‥‥等、当時のお金で100万位電気関係に使ったろうか‥‥‥兎に角、電気関係だけでは飽き足らず、韓国のテーグム(笛)中国の明笛、バリ島のスリン等、様々なネイティブな音も探していた。

ところで今はエフェクターも小さく使いやすくなっているが、当時はライブの度に持ち運びが大変で、大きく重くて大変だったのを記憶している。

それから10年程経って僕は東邦音大の菅原先生と親しくさせて頂き、「フルートオーケストラ/ベルソナ」のコンサートにもオーケストラの一員として共演させて頂いた時、多久君も出演し、その時彼は大きめのBOSSのエフェクター??を持ち込み(因みに僕も持っていた)フルートソロを吹き始めた。フルート奏者なら同じような道を通るのかしら……と面白がってその時は聴いていたのですが、今、彼の興味は今、更に更に様々な音世界を膨らませたようです。

先日は彼の真横で彼の音楽を僕は堪能させて頂いたのですが、耳の悪い僕の耳では判別不能な事が多々ありました。多久君はそもそもフルートの達人であり、その上にVOICE&ボイスパーカッション的な要素を取り入れたりして不思議な音世界を醸し出していました。生の多久は眞に面白く素晴らしい!!実に楽しみな笛吹きであります!!

そう言えば、30年ほど前、アメリカでロバート・ディックさんが「アザー・フルート」

なる教則本を出版、様々なフルートの奏法を開発し、世界中のあちこちで講座を開いていました。ある時、六本木の「アルフィー」で僕のカルテットのライブの時、ヒョッコリロバート・ディックさんが現れて、飛び入りで僕とDUOで吹きまくって楽しかった思い出があります。そう言えば彼は今どうしてるかな??

‥‥で、多久先生はいつ教則本&CD等、出版するのかな???

講座があったら是非是非僕も受講させて頂くつもりであります!!