2006 NEW OIRAN'S LIVE IN ASAKUSA

先日、空いている時間をぬって、昼の部の途中1:00頃、浅草演芸ホールという寄席に行ってみた。

丁度、東 京太、ゆめ子さんの漫才が始まった所だった。この漫才コンビ、お客さんに直接問いかけ、やりとりし、見事なアドリブで、話を面白く進めていく。実に間が良いのだ!僕はバカ笑いして本当に楽しかった。
三遊亭右紋さん、桂伸乃介さん、三遊亭園雀さん、春風亭昇太さん、三遊亭小遊三さんの落語…本当に様々なスタイルの落語の良さがあった。クラシック音楽のような真面目な落語、プッツンした面白〜い
落語、間がいい粋な落語、即興演奏のような落語…実に様々な音楽を聴いているようであった。

三味線漫談の玉川スミさんは82歳!「わたしゃ、3歳の年で親にドサ周りの劇団に売り飛ばされ、日本全国を転々とし…」…と、彼女の人生を語っていたのだが、学校で先生から教えてもらう勉強より「人間として如何生きて行ったらいいか…」…を教えてくれて、本当に今の若い人に聞いて欲しいくらい素晴らしい内容だった。
そういえば、僕の死んだ親父さんが「俺は、家の仕事を手伝わされ、小学校に行かせてもらえなかった。
あの時代は、テレビやラジオも無く、娯楽といえば唯一寄席。その寄席で、義理人情を教わったんだ。」
…といっていたのを思い出した。ん〜、納得!

…で、中入り(休憩)ニューオルリンズ に引っかけて、ニュー・オイランズ なるバンド演奏があった。小遊三さんのトランペット、昇太さんのトロンボーン、伸乃介さんのキイボード、右紋さんと園雀さんのバンジョークラリネット。要は噺家バンドの演奏があった。「聖者の行進」他、スイングのきいた演奏で、お客さんも楽しんで帰られた。寄席も変ったものですねえ!!

上手い下手はともかく、演奏する方も、聴いている方もナカナカ楽しかったです。ハイ!
皆さん、たまには寄席も良いもんですよ!!日本の伝統芸能を大切にしましょう!!

ちなみに我等FONTEのギタリスト・小畑君は笑点に出ているキクちゃんに似ているので、先日ライブで「きくちゃん」…と呼んだら、憮然とした顔で「志ん生と呼んでください!」…と開き直り、ライブのステージで一席語ったんですよ。ホントビックリ!!
皆さん小畑さんの落語を聴きたかったら、ライブに来ておねだりしてみてね!