久し振りの日記です!!

去年は韓国はソウルそして、イタリアはスポレートという所で、全て日本人によるオペラ「曽根崎心中」の公演にお付き合いさせて頂きましたが、今年も日本・モロッコ国交樹立50周年記念文化事業として、この12月15日〜25日までモロッコの首都ラバトのモハメッド五世劇場において日本人によろオペラ「虎月傳」公演に参加させて頂きました。

(モロッコはアフリカは北西に位置し、日本を日の出国としたら、モロッコは日の沈む国というそうです。首都のラバトや映画で有名な都市・カサブランカはヨーロッパ諸国の都市と殆ど変りません。)

僕は若い頃より日本人による作品…つまり日本文化を外国で披露することが僕にとって一つの目標でした。もう60歳になろうとしている僕がこういうイベントに参加させて頂くのは大変光栄な事と思っています。

歌い手は丹藤麻砂美さん、田辺いづみさん、久岡昇さん、竹澤嘉明さん、渡邉明さん。演奏ではヴァイオリン・豊田弓乃さん、チェロ・レオニード・グルチンさん、打楽器・吉原すみれさん、ピアノ・藤原弥生さん、そしてフルート・中川昌巳そして、指揮はドイツを中心に活躍する素敵な女性指揮者・天沼裕子さん。(皆さん素晴らしい腕の持ち主でした。)
それにスタッフの方々20人ほど、総勢30人以上という関係者が日本を後にした。

オペラ「虎月傳」のあらすじは、1000年以上も昔の話で、宮使いの官人が、自分の才能(文才)に溺れ、官職を捨て、家族を捨て、挙句の果て…虎になってしまうという…なんともミュージシャンとしては身につまされる物語なのです。クワバラクワバラ……

天沼さんの素晴らしい指揮の元、演者の皆さん素晴らしい出来で、演奏の僕らも感動しました!
又、二日間共、大入りで、現地の皆さんも字幕付であったせいか、筋も理解して頂いた様で、ほっとしました。

オフの日は、チェロのグルチンさんが、旅行会社と掛け合ってくださり、何と!!マラケシュまで日帰り観光を敢行!!
世界遺産メディナ、クトゥピア、スーク、ベン・ユーセフ・マドラサ、メナラ庭園など見て周り…行き返り8時間と観光6時間しめて14時間…ク〜タ〜ビ〜レ〜タ〜!!!でも本当に素晴らしい日帰り旅行でした。グルチンさんに感謝!!

砂漠の真ん中にあんな大都市があるなんて凄い!!!
皆さんもモロッコに行ったら是非、マラケシュまで足を伸ばしてください!