ピアノの羽田健太郎さん逝く!

先月、僕の大学時代の同級生だった大畠條亮君が亡くなって、僕はガッカリしていた。(ファゴットを吹いていた彼は、僕の音楽に大変大きい影響を与えてくれた。)
…その他にも、僕の高校時代の男子は6人いたのだが、(一学年一クラスで残りの40人ほどは女性だった!)もうすでに3人が亡くなってしまっていたのだ。

僕が芸大を卒業したのが昭和44年なのだが、羽田さんが桐朋を卒業したのはその2〜3年後だろうか・・。
僕が彼に始めてお会いしたのが、確か大野雄二さんの劇伴(テレビやラジオのドラマのバックに流れる音楽)の録音だったと思うが、その時彼はピアノを弾いていた。
つまりその時は彼も僕もバリバリのスタジオ・ミュージシャンだったのだ。

彼はピアノのテクニックは抜群で、クラシックは勿論ジャズから演歌まで…それに作編曲もこなすという…あっという間にスタジオ界ではNO.1になった。

特に人を笑わせることへの情熱は大変なものだった。フフフ…あんなにジョークをポンポン言えるというのは、よほど頭が良いに違いないのだ!

ところで、僕は彼の作曲の劇伴によく使って頂いた。…その時僕は決まってサックス奏者だったのだが。僕のサックスの何処が良いのか僕には判らないのだが…。(笑)

あれから30数年、音楽番組には欠かせない存在だった羽健さん、押しも押されぬ大スターになった羽健さん、こんなに早く逝ってしまうとは本当に残念でならない。
心からご冥福を祈ります。   
そう言えば、クロード・ボリンの組曲の伴奏を弾いてもらった事もあった…本当に
有難うございます。感謝!!     (合掌)