僕が芸大講師だった時、変わり種生徒さんだった齋藤寛君が日本版監修をした本です。

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ペーター・ルーカス・グラーフ著「ふるーとの響きを豊かにする52の質問」

僕がまだ牛久に住んでいた頃だろうか、僕は突発性難聴を患い、耳に負担が掛かる演奏の 仕事からフルートや音楽一般を教える教師への仕事へと転換させる為、当時は芸大でフルート科の講師として、又、桐朋短大で室内楽の講師をしていた頃か…………

芸大の一年生に「将来ロックをやりたい……!」と僕の所に来た生徒さんが齋藤寛君です。

後にも先にもロックをやりたいと言って芸大のフルート科に入ってきたのは彼だけでした。

(ちなみにジャズフルートをやりたい……という生徒は一人もいませんでした。)(笑笑)

もっとも桐朋短大の室内楽の授業で教えていた生徒さん達に、たった1〜2時間ではあるが、世の中の音楽需要に応じる為、必要と感じ、即興の初歩の初歩を教えてのだが、以後、数人ではあるが卒業生からジャズやブラジル音楽に身を投じた生徒はいるらしいので、僕の思いは通じたらしいのです。

さて齋藤寛君は僕の手を離れ、ナント!   バリバリのクラシック……巨匠、僕も大好きなグラーフ先生に師事したようで、現在はフルート四重奏のグループで演奏は勿論、作曲や編曲も担当し、素敵なアルバムを製作したりしている。

その彼がグラーフ先生の本の日本語の監修をしたというお知らせです!

最近、僕がやっていない事を、いとも簡単にやってのける若者が多く本当に頼もしい限りです。これからも益々ご活躍を祈ります!

だが、まだ彼からフルートを中心にしたロックバンドを組んだ………という話は聞いていない。

これからが楽しみな生徒さんです‼️