10人編成位のバンドはサウンドがカラフル且つソロも楽しめてご機嫌‼️

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マーティ・ペイチやベニー・カーターのアレンジの見事な事!

前回は2〜5管位のバンドの紹介をしましたが、今回はまるでフル編成のビックバンドの様な音がして、充分様々な音の世界を堪能できて、尚且つソロも素晴らしい……という10人編成位のバンドが本当に素晴らしいのです。

マーティ・ペイチ(ピアニスト&アレンジャー)のアルバムは数枚持っているが上記の2枚のアルバムは本当に素晴らしい。マーティ・ペイチはアート・ペッパーの「ペッパープラス11」というアルバムでも編曲を担当しているが、これもタイトルそのままの12人編成で、ペッパーの良い所を十二分に活かして編曲している。

上記の綺麗なお姉さんのジャケットの2枚のアルバムでも言うに及ばず、ソリストは、アルトにアート・ペッパーバリトン&クラリネットにジミー・ジェフェリーが特に素晴らしい。

 

もう一人のベニー・カーターは(アルトサックス奏者&アレンジャー)どちらかというと、

古いスタイルと言われているが、兎に角サックスが上手いし良く歌う。

共演している奏者もそうそうたるメンバーで、イーストコーストのアルバムではアルトのフィル・ウッズやテナーのコールマン・ホーキンス等、ウェストコーストではアルトのバド・シャンク、バディ・コレット、テナーのビル・パーキンス等の当時の精鋭達なのだが、ほぼ全員ソロを取っていくと、登場するカーターさんは良い音で上手いから、他のイーストコーストやウェストコーストの精鋭達の演奏に全然引けを取っていないし、彼のアレンジも素晴らしい。

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チャーリー・パーカー讃歌「スーパー・サックス」

ジャズ界の偉大な巨匠チャーリー・パーカーさんの音楽をサックスセクションでアルバムにしたアルバムがある。「スーパー・サックス」というタイトルがついているが、パーカーさんの吹くテーマのニュアンスをそっくりそのままサックスセクションで吹きまくりというものだ。

アドリブソロまでセクションでハーモナイズして吹きまくる。結構ワクワクしますよ!