「ルパン三世」作者・モンキーパンチさん死去

僕が所有する「ルパン三世」関係大野雄二さん作曲のCDアルバム

10日ほど前だろうか、僕は入院中だったのだが、テレビで「ルパン三世」の作者・モンキー・パンチさんが亡くなった・・・との訃報。

僕は個人的にも彼の大ファンだったのです!!

自分が音楽(大野雄二さん作曲)で参加しているこの大人向けアニメの独創性や意外性、登場人物たちの面白さ等々・・・・本当に・・本当に残念です!

 

初代ルパン三世役の声優・山田康雄さんが亡くなられてから、かれこれ30年も経つのか・・・あの時も、突然の事でビックリした。

ルパン三世の劇伴の録音中、ヒョッコリ山田康雄さんが現れ、生ルパンの声で、「ヨ~、ナカガワちゃん元気?」なんて、まるでアニメの主人公ルパンのような顔をして言われると何とも不思議だった。そして本当に気さくな方だった。

ルパン三世のキャラクターは山田康雄さんが作ったといって過言では無いのではないか??

だから山田さん亡きその後、ルパン役を担当している栗田さんは山田さんを真似ていると思う。それはそうだよ、後から継いでいく人はやりにくいよ・・・。

だから栗田さんがピンチヒッターに立った時には当初大変だったと思う。

何せ山田さんが醸し出す独特のキャラが決まってしまっていてあまりに個性的な為、栗田さんは自分流には出来ないのだから‥‥・。

 

話は変わるが、半世紀も前、ある出版社からモンキーパンチさんは大人向けのアニメの仕事を頼まれた時、彼は丁度「怪盗ルパン」やりたかったとか‥‥‥それで二つ返事で引き受けたそうな。

彼の構想‥‥‥主役はルパンの孫の「ルパン三世」という役の人物を主役にし、相棒として銃の名手「次元」が登場する。

そしてある外国人の友人から「作者である君は日本人なんだしオリエンタルな個性が欲しい‥‥」と指摘され、もう一人の相棒として、斬鉄剣を振りかざし何でも切り捨ててしまうもう一人の相棒「五右衛門」を参加させたとか・・・。

それに色気たっぷりの相手役として峰不二子なる女性が登場するのだが、この名前は

「霊峰富士」から取ったそうな。

カッコいい泥棒がいれば腕利き警察官として登場するのが銭形警部。

ルパン三世と銭形警部の絡みは、コミカルな「トムとジェリー」の追っかけ模したとか。

 

僕は大野雄二さんがこの作品を担当し作曲しはじめてから半世紀、最初から彼の殆どの作品に僕はフルート奏者として参加させて頂いております。

ぼくの20代30代、僕の生活の基盤となる仕事は「東京芸大&東京純心」を中心とする教育の仕事と、大野雄二さんを中心とするスタジオワークがメインでした。

(勿論その他にも、クラシックのオーケストラのフルート奏者や現代音楽のグループにも参加して、勉強しておりましたし、ジャズが好きで夜な夜なサックス持参でライブにも顔を出し続けていました。大野さんから頂いたジャズの知識は大いに役立ちました!

兎に角、当時僕はフルート音楽として可能な様々な音楽を摸索し続けていました。)

 

モンキー・パンチさん‥‥‥沢山の仕事を通じて、勉強させて頂き、勿論稼がせて頂きなにより素晴らしい先生やミュージシャンとも出会いの場を下さり本当に本当にありがとうございました!!   【合掌】  感謝です!!