思いがけず、大野雄二さんのトリオなのです!


今週の月曜「FONTE」の宣伝がてら、フライヤーとCDを持っをもって、新宿の「J」というジャズクラブへ寄り道した。
ふと入り口のメンバー表を見るとナント!!ミスター・ルパンこと大野雄二先生のトリオのライブだった。こりゃ幸と、早速入店し、マスターのバードマン・幸田さんに「FONTE」の宣伝を頼みに入った。
入ったらすぐ入り口近辺で大野先生がボソボソ若い女性とお話中・・・。
すぐに僕と大野さんは目が合い、「10時までに楽器をもって来い!!」・・ってな話になったのはいいが、仕事帰りではなかったので僕はフルートは持っていなかった。で、丁重にお断りした。・・が、彼はサックスでもいいと言う。う〜〜〜ん、チョット困ったのですが、僕がサックスで参加するのは、ほぼ30年振りか??
まあなるようになれ・・・とばかりに、大抵テナーサックスは車に忍ばせてあるので車から持っていって、急遽リード調整をして楽器をセット。その上、僕は演奏する譜面がないと演奏中行方不明になるので、「演奏する曲名を知りたいのですが・・・」というと、「ブルースで良いよ」というお返事。それなら良いか・・・と待っていた。が・・・、
さて演奏が始まったら一曲目「バイバイブラックバード」・・・えっ!ブルースじゃなかったの???おいおい「バイバイ・・・」って、俺30年前に一回やったきりだよ・・・仕方なく、譜面をめくっていたらあった、あった。
いきなりテーマから吹きはじめる。・・・ど〜〜も僕の譜面と演奏してるコードがかなり違っている・・・感じ。修正しながら黙々と必死で吹いた。
2曲目はベースの井上洋介君が弾くという・・・で、僕は一曲で首だと思い楽器を膝の上に置いて聴いていた、・・・ン〜〜む、どうも曲は「朝日のように爽やかに」らしい。僕は首と思っていたら、バンマス(グループのリーダーの事)から急にソロが廻ってきた。オイオイ、簡単な曲なんだけど、コード譜がないと、Cメロ譜とアルトサックスのE♭のキイ,その時持っているテナーサックスはB♭のキイ・・とで頭がゴチャゴチャになってしまった。ん〜〜〜〜!!助けて〜〜〜!!
3曲目はナンかよく判らない??Fのブルース。4曲目は何か「バラード」を演奏せよというバンマスからのお達し・・・、「アイ・フォーリン・ラブ・イーズリー」なら16小節で簡単そうと思い決めた。これも探り探り・・・だった。だんだんテンションが下がる俺・・・・・・
5曲目は「ラブフォー・セール」のCメロの譜面を渡された。が・・大野先生やらなくても良いと言うので、これも首と思い休んでいた。
が、これもソロが廻ってきそうなので慌てて、B♭のキイにコードを書換えておいたのだが、やはりソロは廻ってきた。・・・・ってなわけで、いきなりの初見の演奏に、脂汗タラタラの冷や汗タラタラ状態の僕はぐったり。

それにしても大野雄二さんのトリオの時は素晴らしくストロングでエネルギッシュ。それにベースの井上くんもドラムの江藤くんも素晴らしかった!!
僕はオドオドと手探り状態でナントも情けなかった・・の・・・で・・・・す。
久し振りの大野さんのトリオと僕のサックスでのセッションで恐れ多くも、最後まで吹かせて頂き感謝!感謝!!
僕は翌日、朝から川越に行かなければならず、大野さんに挨拶し、すぐ退散しようとしたら、井上君が「吹き逃げですか???」・・・とキツ〜〜イお言葉。参った、参った!!