「ルパン三世/カリオストロの城」初めて見ました！

殆どの場合、僕はスタジオの仕事に参加しても、何に使われるか判らないのだ。
ちなみに、この仕事の作曲者は言わずと知れた大野雄二さん。（写真中央）

今日、丁度、日本テレビで「ルパン三世/カリオストロの城」をやっていたので鑑賞した。
ナント・・僕はこの映画をキチンと最後まで見るのは初めてなのだ。

見ていて気付いたのだが、明るい音色のフルートや暖かい音のアルトフルート、ミステリアスな雰囲気のバスフルート・・といずれも僕が吹いているのだが、
ん〜〜ナント！！・・バスクラリネットも僕が吹いている！！みたい・・・

丁度３０年ほど前、J.P.ランパル先生のレッスンを受けにフランスに行ったのだが、
帰国する前日、お金が２０万円ほど余ったので、楽器屋さんに飛び込み、丁度一本残っていたセルマーのバスクラリネットを買ってしまった。
僕はエリック・ドルフィー（ジャズ演奏家）の演奏するバスクラリネットが大好きだったから、折があったらバスクラが欲しかったのだ！
帰国後、僕は面白がって大野さんの仕事に、買ったばかりのバスクラを持って行き、デモンストレーション・・・物怖じせず吹いてしまった。
ナント・・・その音がこの映画の音に使われている・（笑）・・（笑）・・・（笑）・・・・（笑）

･･･という事は、この映画は２５年以上前の映画？？？

つまり、僕は２２年前、ジャズフルーティストデビューしてからサックスやバスクラを倉庫に入れてしまい、その後はわがままを言って、フルート属オンリイの演奏にして頂いているのです。

しかし、銭形警部のセリフが何んともカッコいいですねえ・・・
「ルパンはとんでもないものを盗んでしまいましたねえ」
「それは貴女の心です。」

フルートの音で貴女の心を盗むのは１００年かかりそう・・・無理か・・・

ン〜〜ム・・ルパン・・憎いですねえ。ナントモ・・・