チクワとカボス


3年ほど前、今住んでいる日吉の近くで、交通事故で死んでしまった親猫のそばにいた生まれたばかりの子猫3匹が、ナント! カラスに襲われて一匹食べられてしまったのを娘・果林が見ていたのだそうだ。…で、そのままにしておいたらカラスに食べられてしまうと思った心優しい娘・果林は残った2匹を連れて帰ってきた。
一匹は竹輪(チクワ)の色模様そっくりだったので、チクワと命名
もう一匹は、カボスの色に似ていたのでカボスと命名したのだとか・・。
この名前の命名がなんとも果林らしい…(笑)
果林としては、懸命に2匹とも里親を捜したらしいのだが。
…で、オスのカボス君は知人にもらわれていったが、メスのチクワちゃんは貰い手が現れづ、仕方なく果林自信が育てることとなって、現在に至るのだが…
このチクワちゃん、僕とはきわめて相性が悪く、絶対に僕の近くに来ないし、ましてや僕の膝の上には決して自分から載ってはこない。
だが、…そんなチクワが一回だけ僕の膝の上に載ってきたことがある。
それは去年の春、僕はおじいちゃんの介護用のベッドに嫌というほど足をぶつけてしまい、手のひらほどの痣(あざ)ができてしまった。
僕は痛くて眠れない日が一ヶ月ほど続いた時である。
そんな僕を知ってか知らずか、チクワちゃんは僕の膝に自分から載ってきたのだ。
こんなことは今まで一回だって無かった。
猫はいつも冷たい顔をしているが、意外と人間の事をよ〜く観察しているようだ。
猫は僕が意気消沈して、痛い思いをしているのが僕の様子で判ったのだろう。
動物っていうのは人間にとって本当にかわいい仲間である。

ところで、先週、もらわれていったカボス君のご主人が、結婚されて、新婚旅行中とか…
その期間、カボス君が里帰りしてきた。
ナント! カボス君…
我が家にいるチクワちゃんの3倍もあろうかという体をしている。
(上の写真…大きいほうがカボス君で、小さいほうがチクワちゃん)

我が家に来て、2日間、カボス君は怯えてうなってばかりいた。
勿論、ちくわちゃんもビクビクして2匹とも警戒しあっていた。
やっと5日ほどたって、慣れてきたのか、兄弟が一緒に寝転ぶようになった。

我が家に2匹も猫がいるというのが信じられないが、動物が一緒に住んでいるって、幸せな気分なりますね。
先日石塚まみ嬢が打ち合わせに我が家にいらしたのだが、カボス君を見てビックリ!!
「わっ…何これ」  あまりの大きさに猫ではないと思ったらしい!
たしかに狸猫って感じ??  ハハハ・・・・